『時を稼ぐ男』を読んで

今回は三崎優太の書かれた「時を稼ぐ男」を読みました。

この本は、三崎さんが経験した失敗や挫折からお金持ちになるためのノウハウを教えてくれる本です。

三崎優太さんとはどんな人物なのか

18歳で起業をし、現在では10社以上に出資を行い、年間総額300億の売上を出している投資家。「すっきりフルーツ青汁」という商品を大ヒットさせたことから「青汁王子」と呼ばれています。

ビジネスとは

三崎さんはビジネスを市場という領土の奪い合いと表現しています。

常に領土の奪い合いが起きているので勝ち抜くためには強力な武器が必要です。

市場とうい領土における強力な武器とは何か?それは競争優位性です。

競争優位性は簡単に言えばA商品と比べてB商品は何か少しでも優っている状態のことを言います。

例えば、三崎さんは市販の青汁は苦いものがほとんどだが飲みやすくできないかを考え、フルーツを加えた甘くて飲みやすい青汁を作り、販売したことで大成功を収めました。

このように先駆けた企業に対抗して後発組が新たなビジネスで競争優位性を確立し成功するためには、徹底的な市場調査が大切だと書かれています。

ピンチはチャンス

三崎さんは18歳の頃から月商で400万を稼ぐほど成功を収めていました。

ところが、周りには同じような立場の友人がいなかったり、一緒にビジネスをしていた同級生が離れていき適応障害になったり、唯一の心の支えだった彼女と別れたりと精神は絶望的でした。

他にも、上京した先で仲間に裏切られうつ病を発症したり、情報商材に騙されて3億円を溶かしたり、フルーツ青汁で成功を収めた後も脱税容疑で逮捕されたりと成功とは裏腹に投げ出したくなるような失敗や挫折がありました。

ですが、毎回自分に「ピンチはチャンス」と唱え続け、どん底から這い上がってきました。ここまで話を聞いて単純に三崎さんのメンタルが強いだけと感じるかもしれません。それは違います。この三崎さんの経験談を通して学べるのは本当の意味でピンチはチャンスだということです。

三崎さんは18歳の様々な経験からやけくそになった結果、上京を決意しました。

うつ病になった結果、企業の決算書などを読めるようになりました。

詐欺にあった結果一冊の本に出会いました。

脱税で逮捕された結果、発信力を手に入れました。

このように人生のある時点でどれだけマイナスの状況に陥っても、諦めなければプラスに変えることができることを三崎さんは身をもって教えてくれています。

お金の真理

まず初めにこの話を一言にまとめるとお金=幸せではないということです。

三崎さんは大金を稼ぐようになってから好きなものを好きなように買ったり街に出て遊び回ったりしたそうです。最初こそは心が満たされていたものの、だんだん何も感じずに虚しくなっていったそうです。

事実としてある研究では年収が約850万円を境にそれ以上増えても幸福度は変わらないことがわかっています。

だからこそ三崎さんは「何のためにお金を稼ぎたいのですか?」と問いかけ、さらにこう書き記しています。お金を稼ぐことを追い求めるのではなく、夢や希望などお金じゃ買えないものに目を向けて、追い求めることが大事だと。

時間の大切さ

人はスタート地点は違えど1日24時間という時間だけは公平にあります。

この時間枠の中で同僚やライバルと比較しながらより効率的に時間を使い、より好ましい結果を得るために行動していけば、必ず良い結果がもたらされると書かれています。

その中でもお金の使い方を「生き金」と「死に金」に別けて書かれています。簡単に説明するとこれから先でも使えることにお金を使うことを「死に金」と言い、今しかできないことにお金を使うことを「生き金」と表現しています。

「生き金」を簡単にいうならば今しか出来ないこと、非日常的なことにお金を使うということです。例えばスカイダイビングなどがわかりやすいかもしれません。日常生活では体験することなく、歳を取ってからは出来なくなります。

流石にスカイダイビングは極端ですが、旅行でいいホテルに泊まったり海外に行くのも非日常を味わえるのでおススメです。

非日常を経験することは凝り固まった日常の繰り返しの思考の殻を破り成長につながるため、積極的に使い、自己投資してみるのもいいかもしれません。

まとめ

ここまで長々と話してきましたが話した他にも成功する為にはどうしたらいいかの具体的な提案などが書かれています。また、今回の内容はあくまでしゃちが読んで感じたことをしゃちなりの解釈で伝えています。

その中には伝えきれなかったことや省略してしまったことなどがたくさんあるので是非手に取って読んでみて下さい!

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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