論文から学ぶサウナ入浴法

サウナ

こんにちはしゃちです。

今回は『サウナ入浴法の検討』という論文をもとにサウナの入浴法を解説していこうと思います。

論文な記事の最後に掲載するので興味がある方は見て下さい。

検証の概要

入浴方法

今回の検証では4パターンの入浴法を試しています。

  1. 5分入浴1分冷水浴3セット
  2. 7分入浴1分冷水浴3セット
  3. 7分入浴2分冷水浴3セット
  4. 10分入浴2.5分冷水浴3セット

以降は番号で解説します

サウナの条件

【サウナ】

温度 117〜118℃

湿度 20〜25%

【水風呂】

水温 15〜17℃

【検証室】

温度 25〜27℃

湿度 65%

測定項目

  • 体重
  • 全身反応時間
  • 膝蓋腱反射閾値
  • 垂直跳びのジャンプ力
  • 血圧
  • 心拍数
  • 皮膚温
  • ガス代謝

検証の結果

体重

どの入浴法においても一時的な体重減少がありましたが、時間経過により入浴前に戻る結果になりました。

ここから分かることは、サウナによる体重減少の効果はないということです。

全身反応時間

全身反応時間では、各入浴法の入浴前後の刺激に対する反応の速さを調べます。

結果としては、1番のみが0.4秒ほど反応が早くなり、他は反応が遅くなりました。

つまり入浴時間は比較的短いほど良いことになります。

膝蓋腱反射閾値

膝蓋腱反射閾値では、各入浴法の入浴前後の反射に必要な刺激の大きさを測定します。

結果としては、1番は4%小さくなり、他は10〜14%大きくなりました。

先程の全身反応時間と合わせて1番は刺激に対する反応が速く、敏感になり、他は遅く、鈍感になることがわかります。

ここから分かることは、1番は神経機能の回復が認められたが、他では神経機能の疲労が認められたことになります。

垂直跳びのジャンプ力

垂直跳びにおいて記録が伸びたのは1番で8%の上昇が認められました。

また、ここでは、入浴時間が長くなるにつれ記録が落ち、4番に関しては約20%の低下が認められました。

ここから分かることは、筋疲労は短時間の入浴では改善されるが、時間と共に逆に疲労が蓄積されることがわかりました。

血圧

どのパターンでも少し低下して上昇をし、冷水浴で最高になりました。

その上がり幅は、最大で30%くらいにもなるので心臓が弱い人は注意が必要ということがわかります。

心拍数

時間と共に上昇し、8〜9分で最高になりました。

また、この検証においてサウナを継続的に通う人は、そうでない人と比べてセット毎の増加率が高く、心拍数の上昇が少ないことがわかりました。

ここから分かることは、サウナを継続的に入る人ほど環境温の変化への適応能力が高まったことです。

皮膚温

入浴の時間経過と共に上がり、40℃近くまで上がりました。

これは、血の巡りが末端まで行き渡っていることを意味しているので時間が長いほど全身の末端まで血が巡ることがわかります。

ガス代謝

全部のパターンにおいて換気量、酸素摂取量は共に上がりましたが、1番に比べ2番の方が10%ほどの多くなりました。

ここから分かるのは、代謝をあげるには少し長い方が良いということです。

結果どれが一番いいの?

結論から言うならば1番の5分入浴1分冷水浴3セットが一番良い結果となりました。

また、継続的に行うことは環境温の変化に対する適応能力の観点でも良いのでこれを機に継続的にサウナに通ってみるのはどうでしょうか!

この結果は検証の条件下における結果なので条件の違いによって多少の効果の違いがあります。

 

まとめ

しゃち自身は入浴時間が長い方が良いと思っていたので今回の論文結果は意外でした。

ただ、今回の結果が全てではなく、生理学的、身体的、精神的などあらゆる側面で見るとまた違った結論につながる可能性もあるのでこれからもサウナの論文などを深掘りしていき、ベストな入浴法や効果などを紹介していけたらいいなと思います。

 

また、サウナでもそれ以外にも取り上げてほしい話題があったらコメント、お問い合わせに是非気軽に送って下さい!質問、意見等でも構いません!

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最後まで見ていただきありがとうございました。

 

 

 

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